1999年05月22日

●創立10周年記念 特別演奏会

私自身、特に何者という訳ではありませんが、たまたま、ひょんな切っ掛けからお知り合いになったセンチュリー楽員の方から、ご招待頂いたので、本来、私は、人にものを勧められるのが嫌いな性格ではありますが、そんなのは簡単に曲げまして、有り難く頂戴し、このコンサートに出かけました。
2代目常任指揮者の音楽表現が、やや浸透しつつあるこの頃のセンチュリーですが、個人的には、この小泉さんとセンチュリーの関係は、なかなか相性のよさを感じます。音楽に対する取り組み姿勢が、何と言うか、癖の少ないシンプルな音楽表現に徹した、真面目なスタイルは、音楽自体に力強さのようなものを引き出してくれているような感じがして、非常に好感が持てるのです。
ヴィオラのソロ演奏というのもに、接する機会は、私にとっては、非常に稀な事なので、とても貴重な体験になりました。また、ヒンデミットという作曲家についても、全く初めてで、耳に馴染み難かったのですが、聴きやすい音楽で、とても楽しく聴き入りました。ヴィオラの音色というのは、優しくて、オーケストラの音に吸収されてしまいがちですが、こうして聴いてみても、私にとっては、ソロの音を聴き取るのに、若干の努力が必要でした。
後半のプログラムは、メンデルスゾーンの交響曲でしたが、ヴァイオリン協奏曲のイメージが強烈なだけに、どんな交響曲を描いた作曲家なのか、よく知りませんでした。また、彼が残した交響曲は、全部で5つあるそうで、作曲時期の順番でいうと、5番目ではないようですが、この曲が最後に出版されたものなので第5番とされているらしいです。
大阪センチュリー交響楽団は、大阪府が助成する財団法人大阪府文化振興財団が運営するプロのオーケストラです。財政難の大阪府という現状下では、助成金カットの問題が露呈される中、何時、存続の危機に立たされる事があるか分からない情況でもあると思います。私も大阪府民の端くれとして、府政は、こうした“うるおい”の部分は、守りながら、再建に取り組んで欲しいと望むものです。

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