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2000年12月24日

●N響第9

何とかして入手に成功したこのチケット。譲って頂いた方には心より感謝してます。とにかく今世紀中にNHK交響楽団の演奏を生で聴けることの幸せ。そして、第九。文句なしの好条件です。
年末に第九を演奏する。日本では通例だけど、これは、1928年12月に新交響楽団(N響の前身)が演奏したのがはじまりという。私は、NHKホールへは今回初めて行ったわけですが、ホールの感想としては、ゆったりとはいかないまでも、整然とした客席のレイアウトで、ステージが観やすい感じを受けました。今回は、1階の真中の前方だったから、抜群の位置で聴く事が出来たという訳です。
静かに始まり、ジワッと盛り上がる第1楽章。弦は美しい音色を聴かせてくれました。第2楽章に入って、スケルツォを落ち着いて聴こうと構えてたら、ややテンポが速くてちょっと驚いたのですが、これも自然なテンポで、演奏が重苦しくなく、当然のように流れていく感じさえ受けました。第3楽章に入ると、多分N響独特の、木管楽器の柔らかい音色に、思わず聴き入ってしましました。勿論ながら弦楽器も美しいのですが。
いよいよ、第4楽章に入ると、いよいよだなぁ。って、期待感いっぱいでちょっと姿勢を正してみたり。ソリストは、それぞれに上手で、特に、ウーヴェ・ハイルマン(テノール)と、中村智子(ソプラノ)には、感動しました。国立音楽大学は、さすがに生であれだけの大合唱を聴くと、いつもテレビで聴くのより随分と迫力があって、よくやってるなあって感じがしました。クライマックスでは、感動が震えに変わっていくのを自覚しました。
第九は、曲自体とてもよくできていて、何も年末に限らず何時聴いてもいいものなのですが、今回、今世紀のしめくくりとして、この演奏会に立ち会えたことに、あらためて感激しています。12月29日、NHK総合TVで放映されていましたが、やっぱり生で聴くのは最高です。

第9特別公演

2000年12月24日午後3時開演
NHKホール(東京都)

管弦楽:NHK交響楽団
指揮者:スタニスラフ・スクロバチェフスキー
ソリスト:中村智子(ソプラノ)
片桐仁美(アルト)
ウーヴェ・ハイルマン(テノール)
直野資(バリトン)
合唱:国立音楽大学

ベートーヴェン:交響曲 第9番 二短調 作品125 「合唱つき」