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2001年07月01日

●フルートリサイタル

ダイヤモンド型というか、角をステージにして、幅のある座席のレイアウトがとても印象的でした。この洒落た雰囲気を持つ会場での、トリオ演奏という期待感の中、演奏が始まりました。
優秀なフルート奏者は、国内外にあまたですが、その中でも、彼女は、個人的な趣向として、特に、お気に入りの演奏家です。随分素人的な意見なのかもしれませんが、ゴールドのフルートを、このくらい“硬く”しかも“厚く”吹きこなせる演奏家は、余り居ないのではないでしょうか。ご本人が自信を持っておられるように、絶対音感が、安定感ある音楽を私達に伝えてくれているので、金属の響きが、木の響きと錯覚するような心地よさを感じます。以前、リサイタルを聴いたのは、横浜でしたが、今回は、上野(東京)まで足を運びました。関西でのリサイタルが、私的にスケジュールが合わなくて聴き逃したのですが、どうしても聴いておきたかったので、ここまで出かけたというわけです。
このレポートは、かなり日が経ってから書いているため、記憶が曖昧なのですが、確か、プログラムに微妙な変更があったような、無かったような。ダマーズとドゥリングを入れ替えたんじゃなかったかと思うのですが、メモも残っていないので、この件は、解決しません。衛星TVの収録をしていたので、某公共放送には、その記録が残ってはいると思いますが、それは、ともかくとして、3人の演奏家のそれぞれが素晴らしかったことには相違ありません。
フルートも、オーボエも、高音の部類なので、冷たいイメージがありますが、ここに演奏する曲は、どれもHOTな感じがしました。特に、オーボエは、中身のある“いい音色”が、前身に響かせてくれるような感覚でした。勿論、フルートは、前回、フィリアホールで聴いたときよりも、さらに、パワーアップしていたような気がします。この2人の個性的な楽器を、繊細なピアノの音色によって、巧い具合に調和を保っていて、抜群にバランスがとれた空間を成立させていました。
ついでと云っては何ですが、アンコールは、べサメムーチョだったのかどうかも覚えていません。この程度のレポートに、読んでがっかりした皆様、ごめんなさい。

フルートリサイタル

期日:2001年7月1日午後2時開演
会場:東京文化会館

フルート:藤井香織
オーボエ:アルブレヒト・マイヤー
ピアノ:藤井裕子

ダマーズ:フルート、オーボエとピアノのためのトリオ
サン=サース:オーボエ・ソナタ op166
ドップラー:ラ・ゾンナンブーラ
ドゥリング:フルート、オーボエとピアノのためのトリオ
サン=サース:ロマンス op37
ドゥメルスマン:ロッシーニのウイリアム・テルの主題による華麗なる二重奏曲