●第5回日本フルートフェスティバルin奈良
高校時代所属していた吹奏楽部の、後輩が、出演するということで、案内をくれたので、それでは、と思い、出かけてみました。私自身、フルートは、吹いた事が無く、多分、音を出す事すら、出来ないのですが、以前に、藤井香織のリサイタルなどを、聴いた事がある経験上、フルートという楽器の素晴らしさは、ある程度、理解しているつもりでした。
前半のプログラムは、デュオリサイタルということで、プロの演奏家が、フルートの小品などを、聴かせてくれました。会場は、あまり緊張感が無く、アンコールの拍手にも熱心さに欠けていたり、おそらく録音録画機器(本来禁止されていますが、)のモーター音ではないかと思う騒音が、気になる中での鑑賞でしたが、退屈することなく、楽しく、過ごす事が出来ました。ちなみに、リサイタルのアンコールは、イベール作曲、2つの間奏曲より第2曲だったと思います。
後半のプログラムは、例の後輩が、その一員として、出演する、200人のフルーティストによるオペラです。なお、指揮者である牧村邦彦は、同高校の大先輩です。はじめに、フルートという楽器の紹介があり、普段は、あまりお目にかからない、バスフルートなど、とても、興味深く拝見しました。
演奏内容は、どうってことないのですが、オペラを、演奏会形式で、鑑賞するということに、興味が湧きました。今回は、フルートが主役なのですが、歌は、プロのオペラ歌手が担当しているので、大変迫力がありました。指揮者は、なかなか来ない音に、苦労しながら、振っていた感じでしたが、“乗せて乗せて”いくうちに、終曲では、程よい盛り上がりを、演出していたと思います。流石です。
アンコールは、前田綾子、立花千春も、参加しての、パッヘルベル作曲、カノンでした。このアンコールは、演奏者のための選曲という感じでしたが、皆さんの達成感が伝わってきて、その清清しさを、分けて頂いた感じがしました。
また、参加する事に、意義がありそうな、このプログラム。奈良だけではなく、全国に、こういう催しが、展開しているらしく、日々、新しいフルーティストが、フルートフェスティバルを、きっかけに、増えていくのかと思うと、演奏家団体や製造業者など含めた、フルート界の努力には、感心します。
第5回日本フルートフェスティバルin奈良
期日:2004年8月8日午後3時開演
会場:大和郡山城ホール(奈良県/大和郡山市)
フルート:日本フルートフェスティバルin奈良スペシャルオーケストラ
指揮者:牧村邦彦
<第1部>
フルートデュオリサイタル
ゲスト :前田綾子 立花千春 小柳美奈子(ピアノ)
J.S.バッハ:トリオソナタト長調BWV1038
D.ミヨー:スカラムーシュ
G.ペトラッシ:天使の対話
A.カゼッラ:シシリエンヌとビュルレスク
F.クーラウ:大三重奏曲ト長調 Op.119
<第2部>
牧村邦彦(指揮者)
雑賀美可(ソプラノ) 小林正夫(テノール)
日本フルートフェスティバルin奈良スペシャルオーケストラ
200人のフルーティストによるオペラ「カルメン」
1.前奏曲
2.子どもの合唱
3.ハバネラ
4.セギディーリャ
5.ジプシーの歌
6.花の歌
7.間奏曲1(第3幕の間奏曲)
8.間奏曲2(第4幕の間奏曲)
9.終曲
