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2004年09月23日

●大阪定期公演

本邦における、クラシック音楽ファンの中では、オーケストラ・アンサンブル金沢という、少数精鋭の音楽集団に対する認知度と、その評価は、高く、全国各地で、公演が行なわれ、また、録音では、ベートーヴェン交響曲全曲集のほか、数々のCDが、リリースされている事が、それを、証明しています。
今回の公演では、2004年委嘱作品の演奏が、主たるプログラムといえます。
順を追って、感想を、述べるという感じもありませんが、序曲において、一定以上のスキルで、演奏されている事に、凄さを、感じさせてくれますが、やや、大人しいという点で、音楽の好み的に、ピント来ないようでした。
ソリストが、ワインレッド色のドレスで、登場した「ハバネラ」は、ソリストばかりが、目立ちました。次に、委嘱作品ですが、プログラムに、世界初演とありますが、本日の2日前、石川県立音楽堂コンサートホールにおける同公演にて、初演は、行なわれ、今回は、正確には、初演とは、言えないと思います。
単楽章による、ヴァイオリン協奏曲は、冒頭、前衛的なのかと、思わせる振りがあるけれど、中盤には、美しく流れる音楽も展開するし、再現部なんてものもあり、勿論、初めて聴くのですが、緊張と緩和が楽しめました。楽曲自体の寸法は、長くなく、退屈しない間に、演奏が終了しました。
この演奏が、終了すると、客席から、アウエルバッハさんが、ステージに、駆け上がられて、挨拶されていました。
本日のプログラムに、追加された、組曲は、オーケストラ、ソリスト、そして、作曲者が、ピアノ演奏で、参加する楽曲でした。ドラマチックにはじまる第一曲、迫力、美しさ、繊細さ、いろいろ、表現されていました。楽曲が、間延びしないのが、大変良かったと思います。
ついでと言っては何ですが、後半のプログラムは、ベートーヴェンのシンフォニー。第2番なんて、滅多に、聴きに行こうと思わないだけに、生では勿論、CDも、合わせても、久しぶりに、聴きました。古典的なロマン派というのでしょうか、小編成の音楽には、ハマって居たと思います。アンコールも、ベートーヴェンでした。トルコ行進曲では、指揮者の岩城宏之さんが、トライアングルを、持って、登場し、終始、リズムを刻みながら、楽しい演奏で終わりました。

大阪定期公演

期日:2004年9月23日午後3時開演
会場:ザ・シンフォニーホール(大阪市)

管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢
指揮者:岩城宏之
ソリスト:諏訪内晶子(ヴァイオリン)

ベートーヴェン:「プロメテウスの創造物」序曲Op.43
サン=サーンス:ハバネラ
アウエルバッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番Op.77(2004年委嘱作品)
アウエルバッハ:ピアノと弦楽オーケストラのための組曲Op.60
ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調Op.36