●第395回定期演奏会
福島区にある大阪ザ・シンフォニーホールまで、大阪フィルハーモニー交響楽団(以下、大阪フィルという)の第395回定期演奏会を、聴きに行ってきました。
今回、前半のプログラムでは、大植氏が、音楽監督に、就任したと同時期に、主席客演コンサートマスターとして、大阪フィルに、参加している長原幸太さんが、ヴァイオリン独奏を担当されました。
武満徹(1930-1996)の楽曲は、いわゆる現代音楽なので、非常に、つむかしい感じがするのでしたが、それにしても、独特の間を感じさせる音楽は、退屈はしませんでした。
後半のプログラムでは、ブルックナーを、聴かせてくれたのですが、それなりでした。特に、金管楽器は、良く頑張っていたけれど、特に、ここが良かったとかは、忘れました。
とりあえず、細かい事は、気にせずに、軽い気持ちで、音楽鑑賞ができればよいかなぁという感じでした。
聴く側として、そろそろ、大阪フィルの演奏会も、新鮮味を、失ってきたかなぁって、思いつつあります。気に入らないパートは、相変わらず、進展が無いし、私の中で、素晴らしいと思うパートとのギャップが、大きく広がりつつあって、それが、何か、安定しないので、時折、辛い場面があるのです。あくまでも、聴く側として、私が、勝手に感じていることに過ぎないのですが。
また、それとは別に、毎回思うことが有ります。
それは、大勢の聴衆が詰め掛けている会場で、音楽を鑑賞する時の常識的問題なのですが、大変迷惑であり、しかも、改善が見られないので、誠に遺憾ながら、ここに記しますが、一部心無い聴衆による拍手のフライングについてです。
そういう人は、家や車の中で、CDでも聴いて満足して頂ければ良いと思うし、生演奏が行なわれる公衆の場には、来て欲しくないと思うのです。本当に気が散るし、せっかくの好演奏にも興醒めしてしまうし、最後の最後で、台無しです。
全く以って迷惑です。
主催者は、“拍手のフライング”撲滅のためのキャンペーンを実施するなど、企業努力をしないと、今の、大植氏人気や、大阪フィルが伝統により築き上げてきた継続的なファン層に、胡坐をかいていたら、いつか、そのツケが、ファン離れという形で、まわってくると思います。
ちなみに、偶然なのかもしれませんが、東京などにて、某公共放送の冠が付いた日本のオーケストラの演奏会を聴きに行った場合などでは、今までに、一回たりとも、そんな“馬鹿者”に遭遇した事がありませんでした。
本当に、大阪フィル定期演奏会を聴きに来る、程度が低い、マナーが守れない、ほん一部(殆どの聴衆の方々は、レベルが高くて、素晴らしいのです。)の聴衆には、がっかりさせられます。
演奏家も、こういう“拍手のフライング”が起こったときは、演奏後の拍手にも、応えず、さっさと、舞台を引き上げてみたらどうでしょうか?そういう行動があっても、多くの善良な聴衆は、演奏家に対してではなく、むしろ、その拍手のフライングをした、不届き者に対して、怒ると思います。
同趣旨の苦情は、既に、主催者にも伝えて有ります。
2005/2006シーズンは、来月で、終わりですが、私は、次回は、行けそうにありませんので、今シーズンは、聴き納めです。
4月からの次年度、また、数回お邪魔する時には、良い鑑賞環境で、寛げる、つかの間のひとときを、楽しませて欲しいと思います。
第395回定期演奏会
期日:平成18年2月17日(金)
開演:午後7時
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
指揮:大植英次
武満徹:ノスタルジア(1987)-アンドレイ・タルコフスキーの追憶に-
長原幸太(ヴァイオリン独奏)
アンコール
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 BWV1004よりサラバンド
長原幸太(ヴァイオリン独奏)
~休憩~
ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調(ハース版)
