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2007年10月10日

●凱旋コンサート

いきなりですが、「大阪府知事賞詞」の授与式です。
太田房江大阪府知事と神尾真由子さんが登場して、知事から賞状と記念品(錫製の花瓶)を、神尾さんに手渡されていました。
ついで、ご挨拶があって、ようやく演奏会スタートです。
私の感想ですが、こういう演奏とは無関係な行事は、“昨日のうちに大阪府知事公邸で済ませておくべき”なのであって、実に白けましたし、高いチケット代を払って音楽を聴きに来ている一人の聴衆として迷惑にも思いました。
ちなみに、ここの知事が“そのまんま何某”じゃないから思うのでは有りません。

残念なことに、音楽と無関係な行事に付き合わされて乱された心の準備が癒えないうちにも、プログラムが進められて、眠っていたわけではなかったのですが、正気に戻った頃には、既に1曲目が終わっちゃっていました。
「すいません、きいてませんでした。」
まことに遺憾に思います。
本日の正確な演奏曲目及び曲順が、有料のプログラムパンフレットによらないと把握できない仕組みになっているのもどうかと思いますが、買わなかったので知り得ませんでした。
なので、第2曲は、神尾さんが登場したから、これからコンチェルトがはじまるのかなぁと思ったら違っていました。
「チャイコフスキー国際コンクール優勝記念凱旋コンサート」だからか、どうやらチャイコフスキーの作品を演奏するみたいでした。というよりも、コンクールの予選で弾いた楽曲のようです。
で、はじまった演奏は、よく知っている曲でした。
そして、とても聴かせる曲なので、ようやくクラシック音楽の鑑賞モードに入ることができました。
1曲目というのは、構成的にも、そのための1曲なのでしょうかね?
ホントに「きいてませんでした。」
前半のプログラムは、引き続きもう1曲ありました。
こちらは、凄いテクニック披露のオンパレードで、圧倒してくれました。
ソロの音がよく聴こえて最前列もなかなか良いものだなぁなんて思いましたが、逆に、ここだと管弦楽の全体のバランスが、伝わりにくかったかも知れません。
前半のプログラムが終わり休憩になったので、プログラムパンフレットを買って見たほうがいいのかな?と思い、ロビーに行ってみたところ、売り切れちゃってました。
主催者は、プログラムパンフレットなんて、こんなに売れると思わなかったのかな?
CDとかも出していないのか?販売もしていなくて、結局、1部金300円のプログラムパンフレットに、購買意欲が集中しちゃったのでしょうかね。
私的には、予見を挿まずに聴けた方が良かったし、あんまり要らなかったけど。
後半のプログラムは、いよいよコンチェルトです。
チャイコフスキーのコンチェルトは、長いので、聴いていて草臥れますね。
だけど、弾いている方は、もっと大変なんだろうとは思います。
本日は、LIVEで神尾さんの演奏を、たっぷり聴かせて貰いました。
本当は、本日の午後、ここに来ると決めるまでは、チケット代が高くて躊躇していたのですが、せっかく残席があったので来てみたのでした。
管弦楽は、タイトなスケジュールの中にも拘らず、このような“あわせもの”においても、そこそこのレベルを維持しつつ、相変わらずの清潔感ある演奏に好感が持てました。
ソリストは、凱旋公演や取材なんかでお疲れでしょうに、終始“ガッツ”ある演奏態度には、逞しさみたいなものが感じられて、充分楽しませてもらいました。
まぁ、音楽の何がとか、芸術のどうとか、私はよく知りませんのですが、もう2~3年以上熟成していただいて(こんな高級な舞台にいくら晒しても熟成しも磨かれもしませんが)、そうしたらまた聴いてみたい演奏家として期待しています。


会場:大阪ザ・シンフォニーホール
指揮:末廣誠
管弦楽:大阪センチュリー交響楽団
ヴァイオリン:神尾真由子
第13回チャイコフスキー国際コンクール(2007年6月13日~30日:モスクワ)ヴァイオリン部門優勝
大阪府出身21歳。

【プログラム】
チャイコフスキー:歌劇「エフゲニーオネーギン」よりポロネーズ
チャイコフスキー:懐かしい土地の思い出より「瞑想曲」ニ短調
チャイコフスキー:ワルツ=スケルツォ
◆◇◆休憩◇◆◇
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
~アンコール~
マスネ:タイスの瞑想曲