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2007年12月30日

●ベートーヴェン交響曲全曲演奏会IV

今年ラストは、第九です。
大植英次氏が、2003/2004年シーズンよりこのオーケストラの音楽監督に就いて以来、待望の第九です。
今年は、ベートーヴェン・チクルスで、交響曲第1番より第8番までは、既にザ・シンフォニーホールに於いて演奏会を終えていて、このシリーズ最終第4回が、会場を大阪フェスティバルホールに移し、2日間行われる第九の演奏会でした。
これまでのシンフォニーは聴いていないのですが、第九だけでもと思いついた際に、まだチケット入手可能でしたので、出かけることにしたのです。
何時も行くザ・シンフォニーホールは、最寄り駅が福島なので、JRのみでアクセスできるのですが、フェスティバルホールは、地下鉄肥後橋駅なので、それも一旦御堂筋線に乗って途中四ツ橋線に乗り換えと来るから、ちょっと不便です。
時間には余裕を持って出かけたので、会場に着いたのは、開場時間の少し前でした。
このホールは、かなり古くて、もうぼちぼち改装でもした方が良いと思います。
多分、ここを訪れる多くの人が同じ考えなのじゃないでしょうか?
本日のプログラムは、第九一曲だけなので、途中休憩はなく、また、たいていの第九のみのコンサートでは、遅れてきた場合、第1楽章終了後とかでも、会場のドアが開けられる事は無いので、途中から席に着けません。
なので、時間には余裕を持って来ておくと良いのでして、事前にお手洗い等もすませておくと、なお良いのです。
小鳥の囀りを合図に、開演間際が知らされますが、既に着席済みなので、携帯OFFを再度チェックしてみたりして、はじまりの時を待ちます。
暫らくして、楽員の皆さんがステージに現われました。
ヴァイオリンが、下手第1上手第2の対面に位置し、奥に、下手チェロ、上手ビオラです。
コントラバスは、下手に位置しています。
色々な配慮なのでしょうが、私の様な素人には、このストリングスのレイアウトの意図など知る由もございません。
コンサートマスターが登場し、チューニングが終わると、いよいよ指揮者のお出ましです。
演奏ですが、何故この日程でこのホールじゃないといけなかったの?って思ってしまうくらい、聴き辛い環境での鑑賞となりました。
音が耳に飛び込んでこないと言うか、響かないと言うか、違和感たっぷりです。
そんな中でも、演奏は、粘り強く展開し、何時になくソフトに感じる音色にだんだんと、私の耳も慣れてきて、気付けば、欲しい音を迎えに行きながら聴いている自分がありました。
なんか野外公演を鑑賞しているみたいな感覚になりつつも、演奏は、繊細な部分にいたるまで、きっちり弾いていたのだと思います。
それにしても、管弦楽のソフトな音色に対して、ティンパニーは、カチッとしたマレットを使うのでしょうか?
この楽曲の特徴なのでしょうか?よく知りませんが、とても明快に音を刻んでくれます。
聴衆の反応は上々で、演奏終了直後の“ブラボー”の叫びから、何度も何度もカーテンコールの拍手が途切れませんでした。
まぁ本当に音楽を聴いていたら、この演奏に本当に感動している人なら、オーケストラの最後の響きが止まないタイミングでの“ブラボー”は、有り得ませんけど。
個人的趣味として、大阪の聴衆のこのジェイウォーク(信号無視するニューヨーカーを指して言うみたい?)なフライング気味の拍手や歓声は、好きになれません。
だけど、この演奏に対して間髪入れない拍手のし様は、最初から素晴らしい演奏になると予想していたのが、本当に素晴らしかったという意思表示なのかもしれません。
勿論、ただせっかちなだけかも知れませんけど。
何れにせよ、この演奏会の場に立ち会えた事に対する“歓喜の声”なのでしょう?そう合理的に解釈したいと思います。
私の聴覚では、この演奏の神髄を聴き分けられなかったのは残念ですが、この音源の録音るのならば、ミキシングしたものを、今一度振り返りながら聴いてみたいと言う気がします。
大植氏が指揮する大阪フィルハーモニー交響楽団(以下、大阪フィルという)の演奏は、定期演奏会において何回も聴いてきましたが、毎回、楽員の皆さんはモチベーションの高い演奏を聴かせてくれて、楽しませてもらいました。
私自身、来シーズンは大阪フィルの年会会員を継続しない事に決めましたので、クラシック音楽鑑賞の機会も、来年は激減すると思います。
音楽が心置きなく楽しめる身分に早く辿り着かねば!