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2007年12月09日

●カンフォーラ(京都府/京都市)

『カレーの食べ歩き』に“学食のカレー”まで範疇に入って来るなら“限(きり)が無い”ですが、本日伺った処の「総長カレー」は、極めて例外として捉えたいと考えます。
但し、過去に遡っても今後においても、おそらく、当ブログの記事として大学の学食で食べたカレーについて書くつもりは有りません。

『カンフォーラ』は、京都大学の生活協同組合(いわゆる京大生協)が経営するレストランで、正門を潜り直ぐ左手にあります。
利用は、生協の組合員あるいは学生や職員といった大学の関係者に限らず、広く市民に解放されている様子で、私の様な同大学とは全く縁りもなく地域の住民でも無い、下手すると“オタク”っぽい風貌?の訪問者でも普通に受け入れられました。
ちなみに、普段はどうなのか知りませんが、本日は、当該生協の組合員証の提示は求められませんでした。

さて、自動ドアの入り口から店内に入り、ホールスタッフの方に案内されてテーブルに着きますと、お冷やと、ナイフ、ホーク、使い捨ておしぼり等のセット入りのボックスが置かれます。
自動販売機等から食券を買うとかの前金制ではなく、お席までホールスタッフの方が注文を伺いに来てくれます。
てな訳でして、早速ですが、「総長カレー」を、注文しました。
話題の「総長カレー」についてですが、詳しいことは良く知りません。
元々は、京都大学第24代尾池和夫総長のプロデュースによる2005年の11月特別企画「カンフォーラカレーフェスタ」で期間限定メニューとして提供されたのが最初なようです。
同企画では、5つの味わい(シーフードカレー、ビーフカレー、ひき肉と豆のキーマ風カレー、4種豆と野菜のカレー 、ステーキカレー)と、3種のライス(白米、五穀ご飯、サフランライス)から、ゲストが15通りの愉しみ方を自由にチョイスできるものでした。
結局この企画は、多くの利用者より支持を受け期間延長する程の好評につき、ついには、その一部をレギュラーメニューに昇格させ現在に至ると言う経緯があるようです。(正確性に欠ける点がございましたら、ご指摘とご容赦を。)
今回は、シーフードカレー、ビーフカレー、ステーキカレーの3種類のうちビーフカレーを、ごはんは、白米か五穀ご飯かのうち五穀ご飯を選択しました。

カレーについて、オニオンの炒め具合についてはエクセレントな仕上がりですし、辛味は強くないですが、8種類(クローブ、カルダモン、シナモン、コリアンダー、ターメリック、クミン、唐辛子、マスタード)使っていると言うスパイス感は程よいです。
ゴロゴロと入っている牛バラ肉は、どちらかと言うと、クローブを強めるのではなく香味野菜等によって臭みを消す?カレーとのマッチングで、より一層旨味とかコクみたいなものを深めているのだと思います。
厨房では、カレーのどの工程から手を入れて調理しているのかは何も知りません。
仮に、別工場(セントラルキッチン)にて、カレーソースについて、ほぼ完成させるのだとしても、よくできたカレーです。
また、付け合せに、サニーレタスを敷いた上に添えられている“らっきょう”は、けっこう印象に残る美味です。
京都のお人は、漬けもんの味には“うるさい”と言うことでしょうか?

ところで、私が受けている京都での印象としては、インド料理店と言えば、そこそこ選択肢があるのですが、欧風カレーないしカレーライスを出すお店となると、いまひとつピント来ない感じが有りました。
確かに、一般に評判が良いどっかの限定20食ビーフカレーとかも有りますが、遠方より運んだ挙げ句、“売り切れ御免”に、泣かされるリスクをかけて食べに行く訳にも行かないと言うこちらの事情もあり 不便です。
また個性が強いカレー屋さんが、京都では多く見られますが、カレーを食べてお腹が満たされ、味わいにも満足するけれど、食後に何だか疲労感が残るって言うのも、スタイルとして本位では有りません。
そんなこんなで、京都でビーフカレーが食べたいなら、このエレガントな「総長カレー」は、“ぜひ一度お試しあれ!”って思います。
帰りに、レジの所で、レトルト版を販売しているのを確認はしましたが、今回は買いませんでした。