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2010年06月01日

●本の紹介

『旬のかんたんスパイスカレー』(著者:渡辺玲 出版社:アスペクト)

『旬のかんたんスパイスカレー』(著者:渡辺玲 出版社:アスペクト)
http://www.aspect.co.jp/np/isbn/9784757217898/
関西でも料理教室定期開催中のカレー&スパイス伝道師渡辺玲さんの新刊。

旬がいつなのか?って訊かれて、サクサクって答えられないのは、結局、いつが旬で、いつが美味しいのなんてのが、ぼやけちゃう生活事情が色々とあるからだと思います。
流通や農業技術が発達した現在では、ハウスものであったり、輸入物であったりが、 “スーパーの陳列台に、いつでもあるじゃん。”ってなったりなんかして。
しかしまぁ、栄養バランスとかも、旬のものの方が充実している様には思いますから、たぶん旬と言うだけで美味しいのだと思うのですけれど、意識して過ごしていないとやり過ごしちゃっている事が多いようにも思います。
せっかく日本には四季があるのだから、それぞれの季節に、旬のお野菜を食する事って、本当は自然な事なんだと思います。
ましてや、国産の旬の露地ものなんてのに拘ってみるのが、贅沢な事なんだとすれば、まさしく本末転倒ですよね。
最近(でもないか?)、大阪府も知事が変わって、“地産地消”ってうるさくアピールするようになったけれど、そんなもん今頃何言うとんねんって感じはあるものの、まぁ勿論、“推奨”っすね。
この本では、季節ごとに、旬の食材を、かんたんに美味しく料理できる様に、インド料理の手法を用いた渡辺さんのレシピが、たっぶり披露されています。
“かんたん”も3段階のレベルで、紹介されているので、そのストライクゾーンも広範囲にフォローされています。
“何もインド料理によらなくても”って書くと、本を否定するみたいですけれど、そうではありません。
インド料理の手法は、インド人の知恵ですから、ぜひそのお知恵を拝借したいと思います。
その引き出しがいっぱい取り揃えられていて、しかも、引き出しやすい見出しが、きれいに整理整頓されているのが、この本です。
実に有り難い!そして、有りそうで無かった切り口が実に新鮮です。

さて、本ですが、内容は、買って読んでください。

まず、四季折々、4つのコラム、48種類のレシピと言った骨組みが、バランス良いと感じるのは、私が、単に4の倍数好きと言うからだけにはとどまらないのだと思います。
本を隅から隅まで読みますと、レシピは、実は、48以上ある事に気付きます。
細かいディテールをさりげなく具体的に解説しているイラストもいい。
渡辺さんの著書では、『ごちそうはバナナの葉の上に』(出帆新社)にもイラスト解説はあるけれど、今回の方が、見開きで見れる分、やはり見やすい工夫が、より多く盛り込まれています。
何よりも、出来上がりのお写真がカラーで示されているところが見所のひとつですよね。
偉そうに書いて恐縮ですけれど、“売れる本作りをしたな!”って感じがします。
個人的感想ですけれど、“ひとに勧めたくなる本”に出逢ったのは、実に久しぶりです。

普段、立場上、無機質な本ばかりを義務的に見て、ウンザリしている日常に置かれている私だからなのかも知れませんし、渡辺玲さんの料理教室を受講して贔屓目な部分もあるかも知れません。
その辺の感情を差し引いて、冷静に、ザッと眺めて見ただけでも、既にウキウキして来ます。

はっきりしている事は、この本は“買い”です。

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コメント

昨日届きました!
今までのスタイルと大分変わって、今回の
レシピ簡略化は助かりますね。
でも、お教室で実習しているからかも?

48種類だから、折々に、ひととおりは作ってみたいですね。

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